手汗治療の方法の一つに、イオントフォレーシスと言われるものがあります。
耳にしたことのない名前ですが、女性の中には美肌の為のエステで使われるものだという認識の方がいるのではないでしょうか。
手汗治療に用いるイオントフォレーシスとエステで用いるイオントフォレーシスは、根本となる理論が一緒で、違いといえば治療していく段階くらいです。
手汗治療に用いるイオントフォレーシスは処置できる部位が限られていて、手の平・足の裏・脇の下のみです。このような部分的な発汗がある多汗症の治療にも使われるのが基本です。
では、どのような治療を行うのでしょうか。
方法は簡単で、水が入れてある容器に発汗が気になる部分をつけて微弱な電流を流すだけです。
弱い電流というのがポイントで、その電流が生み出すイオンの力で汗を分泌する汗腺を塞ぎ、発汗を抑えるのです。
手汗のように、部分的な発汗を抑えるのに効果的で、他の治療法と比べてみてもその実力は多くの人から認められているのですが、途中で治療をやめると元に戻ってしまうという難点があります。
ですから、この治療は続けることで確かな効果を発揮します。治療を受ける人の手汗の症状を見て、1週間なら1週間、2週間なら2週間と期間を定めてから、継続して治療をします。
加えて、効果を持続させる為にも、治療期間が終了しても2,3週間に一度は来院して治療を受けることが大切です。
このように治療をこなせば、8割から9割は完全に治療が成功となるようです。
イオントフォレーシスは、飲み薬や手術のように成功しても他に何か問題が出てくるといった副作用はないので、病院に何度も通う事が苦でない人なら最も安心して臨める手汗治療になると思います。